Transcript パワーポイント版
花火って何? 花火とは火薬を用いた光(色)と音の エンターテイメント 参考)大曲花火競技会 花火について学ぼう! 花火の魅力は? 迫力のある音 鮮やかな色彩 なぜきれいな色が 出るのか? 花火は、 なぜ大きな音が するのか? 花火の成分 花火の成分:火薬(音・光)・金属化合物(色・光) 火薬(黒色火薬)の成分: 硝酸カリウム(KNO3)、炭素粉末、硫黄粉末 硝酸カリウム:硝石として知られる 火薬のほかに肥料の原料 火薬の発見:7世紀の中国 そこから世界へと広がる 日本での花火 室町時代に、日明貿易によって 普及は江戸時代になってから 打ち上げ花火による花火大会も 両国花火(隅田川花火大会) 花火の色: はじめはオレンジ色だけであった。 ↓ 外国から色々な金属が輸入され カラフルな色の花火になっていった 花火はなぜ綺麗な色がつくか? :炎色反応 花火の色はこれらの金属化合物を火薬に 混ぜることで作られる 実際に炎色反応を見てみよう!! 炎色反応の原理 励起 金属原子 熱エネルギー エネルギー高い・不安定 原子(元の状態) 光エネルギー (原子によって異なる) 鮮やかな色彩 熱エネルギーから 光エネルギーへの変換 炎色反応の原理: なんで色が見えるのか? 金属の励起 10億倍に拡大 金属の原子 炎色反応の原理:原子を熱すると 励起(エネルギーが高い) 光エネルギー 原子によって特定の波長 の光(輝線スペクトル) いろんな色 原子を熱すると結合が弱くなり 電子が外側に動く しかし、すぐにもと位置に戻る 炎色反応 これ以外の元素は? 例えば鉄は???? 鉄は炎色反応しない。可視光を出さない。 ただし色は明るくなる。 花火は、なぜ大きな音がするのか? 火薬の化学反応:燃焼反応 花火 炭火 どちらも炭素が燃えている 火薬の化学反応:燃焼反応 燃焼とは光と熱を出しながら酸素と化合すること C + O2 CO2 火薬は水の中でも燃える C + 2 KNO3 起きている反応が違う CO2 + 2KNO2 → 反応が違うと 何が変わるのか? 火薬の反応: 花火は何故音がするのか? 燃焼には、速い燃焼反応と遅い燃焼反応がある 例)アルコールの燃焼 アルコールのランプとアルコールロケット どのような違いが見られるだろうか? アルコールの燃焼 起きている化学反応は同じ!! どちらもアルコールが燃えている C2H5OH + 3 O2 2 CO2 + + 3H2O 熱エネルギー 違うのは化学反応の速さ アルコールランプ:長い時間をかけて燃焼 アルコールロケット:短時間で一気に燃焼 アルコールランプ アルコールロケット 時間 100のエネルギーを100秒で出す・・1秒当たり1のエネルギー 100のエネルギーを1秒で出す・・・1秒当たり100のエネルギー 100のエネルギーを0.1秒で出す・・1秒当たり1000のエネルギー 短い時間で一気に燃えた方が、単位時間(たとえば1秒) あたりのエネルギーは大きくなる。 アルコールロケット: 単位時間あたりに非常に大きなエネルギー 単位時間あたりに非常に大きなエネルギー 空気の動きは? 大きな エネルギー発生 (熱エネルギー) 空気に伝わる (空気が素早く動く :運動エネルギー) 大きな音 爆風 空気がぶつかり合う 大きな音・爆風の原理 空気の粒子 運動エネルギー 火薬の燃焼 熱エネルギー 大きな音(音エネルギー) 爆風 熱エネルギーから 運動エネルギーへの変換 炭火の反応 ゆるやか CO2 C + O2 花火(火薬)の反応 非常に速い燃焼反応 酸化剤 素早く酸化反応させる 非常に速い C + 2 KNO NO33 爆薬 CO2 + 2KNO2 CH3 O2N NO2 NO2 TNT (ト リニトロトルエン) H2C O NO2 HC O NO2 H2C O NO2 ニトログリセリン 花火の科学 なぜきれいな色が 出るのか? 花火は、 なぜ大きな音が するのか? 打ち上げ花火の仕組み 炎色反応 目に見えない電子の動 きが色に 燃え方の違い 速い燃焼と遅い燃焼 爆風と大きな音