Transcript 全国修学旅行研究協会
080510 作成 修学旅行とは • 遠方へ旅行する機会が少なかった時代に、修学旅行によって見 聞を広めてもらうことが目的。(ウィキペディア) • 研修旅行や見学旅行などを含む集団宿泊的活動 • 現在、「必修」というわけではなく、行わない中学・高校も • 総合的な学習のひとつ、日常における学習の実践の場 → 事前の学習が重要 • 旅行を通して、心のふれあいや人との交流、職業観、人生観を 学ぶ • 数年後、学習指導要領の改訂 → 位置づけも変わる。 全国修学旅行研究協会 • • • • 修学旅行内の進路指導について – 増加傾向にある – 丸一日を4,5人の班別行動で企業・大学などを訪問、という形 – 様々な企業が集積する東京に集中 → メディア、大使館、NPO、官公庁へ – 大学では東大、早大、立命館、同志社が積極的 – 名古屋などの都市でも受入強化の動き – 高校側としては、進学率、就職率を上げるために、進路について考えさせたい 京阪奈(関西文化学術研究都市)について 「私のしごと館」で一括、研究所はNG → つくばのような環境・状況にあるのは他にない 交通手段について – 国内移動の場合、中学校では8割電車、2割飛行機、 高校では8割飛行機、2割電車 茨城空港開港で 羽田空港→東京→つくば→茨城空港プランの提案? – 東京からは、少人数のときは公共交通機関、 大人数の場合、貸切バス TX効果と圏央道の開通によってさらに伸びる可能性あり! つくば市および筑波大学について – つくばには安城北中が毎年来てくださっている – 他のも3日間、がっつりつくばに漬かってくださる学校もある – 大学の受入は最近は改善 しかし研究所の受入が悪い → 県、市、協会共通の問題意識 サイエンスツアーオフィスの知名度UPが課題か? 東京に来ている修学旅行生は多いので、そこからつくばに足を伸ばしてもらう 修学旅行の三要素「行きやすさ、回りやすさ、受け入れ体制」 日本修学旅行協会 • • • 産業施設の観光化 例)過去の遺産、北九州工業地帯、大阪天神橋筋商店街 つくば市はSSH指定校のメッカになっている 科学や研究に対する興味があり、目的意識が強い より有意義な修学旅行に すでにある観光資源を活用し、広域での連携もあり つくばにすでにある観光資源は最先端技術、国際交流、自然 APU(立命館アジア太平洋大学)の別府での取り組みを例に ない資源を東京や土浦など、広域で補おう 「つくば」のみの修学旅行ではなく、目的を選んで来てもらう • • • 学校が来てから、企業・大学が呼び込む 「宿泊」の重要性 海外へ修学旅行に行ったときの大学校内案内、市内見学、交流会 • 誰がつくばに興味を持っていて、どういう要望を持っているのか? ここから 080511以降 作成 調査にあたって • 修学旅行の全国的な傾向は → 修学旅行を調査・研究する2つの協会へのヒアリング • つくばへの修学旅行の実態 → 協会やサイエンスツアー・オフィスへのヒアリング • 目的地としてのつくばの現状 → 筑波大に来た高校生に同行調査、ツアーオフィスへのヒアリング 中間以後の調査 ・ 分析 ・ 提案 (1)全国修学旅行研究協会 (2)日本修学旅行協会 へのヒアリング調査 日時:5月2日(金) (1)14時~ (2)16時15分~ 場所:(1)本部事務局(千代田区九段) (2)本部事務所(中央区日本橋馬喰町) 修学旅行 全国的な傾向 • 増え続ける海外への修学旅行 (平成18年度までの3年間) 公立高:7.8%増 私立高:13.0%増 • 国内では沖縄が人気 公立高:4.6%増 私立高:0.5%減(でも高止まり) • 北海道はやや陰りも 公立高:7.2%減 私立高:6.8%減 • 燃料費高騰で日程短縮や行き先変更も 修学旅行 関東地方の傾向 • 行き先として関東が増加 • 企業・官公庁・NPOが東京 とその周辺に集中 → キャリア教育の場として 最適 → キャリア教育を取り入れ る学校増と関東の入込率 増加の表われ 関東地方の入込率 (%) (校数ベース) 16 14 12 10 公立高 私立高 8 6 4 2 0 15年度 16年度 17年度 18年度 (財)全国修学旅行研究協会 調べ キャリア教育と修学旅行 • 人気の訪問地 → テレビ局 霞ヶ関 大学 大使館 など • 会社訪問と観光スポットを組み合わせた班別 行動が主流 → 両方揃っているお台場は抽選になることも • ある青山学院大学の先生 「うちに来るのは原宿のついでの生徒が多い」 • ではつくばの現状は? つくばに来た人に聞いてみる 大学見学で筑波大を訪れた 高校生への同行調査 日時:4月24日 午後3時~5時 協力:愛知県大成高校 先生1名と生徒6名 大学広報課広報室 宮城弘松さん 見学の様子 ・ 行き先は生徒が自主的に決定。今回来た高 校生は筑波大学への進学を希望。 ・ つくばは行程の一部。午前中は早稲田に。 ・ 図書館やアトリエに対して強い興味・関心を 示していた。 ・ 1時間半で本部棟から徒歩で医学へ →急ぎ足の見学に不満の声も… 同行して感じたこと ・ 高校生 「教室も見たい」 ・ 宮城さん「私としても色々と見せたい」 ……でも時間がない! ・ 宮城さん「模擬講義もやりたいが高校生のニーズが」 ・ 高校生 「センターの点数は?どこの学類はどんな研 究を?宿舎はどんな感じ?」 ……学生の声も聞きたい! 行く側の希望と大学側の対応がミスマッチ? 目的地 つくば の現状は つくばサイエンスツアーオフィス へのヒアリング調査 日時:5月12日(月) 14時30分~ 場所:ツアーオフィス(つくば国際会議場内) 研究学園都市への来訪者 • 平成17年4月のオフィ ス開設以来、来訪者は 増加の一方 つくばを訪れる中学・高校生 (校数ベース) 90 80 70 60 50 40 30 20 10 0 中学校 高校 ※ 20年度は4月末 現在の予約も含む 17年度 18年度 19年度 20年度 サイエンスツアーオフィス 調べ